スリープ・セレモニーという現象 2
有名な「パブロフの条件反射」をご存じでしょう。
犬にベルの音を聞かせながら肉片をあたえていると、肉片をやらなくてもベルの音だけで唾液が出るようになります。
・・・つまり、「ベルの音」「肉片」が条件として結びつき(条件結合)、条件反射を形成したわけです。
これを繰り返し繰り返し行なうと、この習慣があとあとまで長く残ります。
就眠儀式も、こうした条件反射の一種と考えられます。
つまり、偶然にソファー ベッドで寝る前に行なっていた行動が、いつの間にか就寝に結合してしまい、この条件が守られないと眠れなくなるというものです。
枕もとの目覚まし時計を自分の頭の真うしろにおくとか、あるいは、頭と時計の距離を一定に保っていないと眠れないというものです。
なかには、障子の戸がつねに17センチちょうどに開いていないと眠れないという人もいます。
なぜ17センチという数字がたいせつなのかというと、彼は大のオーディオマニアで、愛用していたミッド・レンジスピーカーの寸法が17センチだったというわけです。